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- 口腔筋機能療法(MFT)
お子様の矯正治療のご相談に来られる方が近頃増えています。
装置を使用しての矯正治療は6歳ごろから始めることができます。
その前に歯並びをきれいにするために出来る大切なことがあります。
歯並びが悪くなる原因には様々な要因があります。
歯の大きさや骨格などが原因の遺伝的要因もありますが、
この頃、ほとんどのお子さまがこの口腔周囲筋の発達不全が見られます。
環境的要因なのでこれらの要因は早期に改善することでキレイな歯並びを手に入れることができます。
例えば、舌の正しい位置はスポットという上前歯の裏側に舌先がついている状態です。
この状態で鼻呼吸をすることで、上顎は舌の力で大きくなります。
スポットに舌がついていない状態や口がぽかんと開いている、
口呼吸になっていると上顎は大きくならず永久歯の生えてくるスペースが足りなくなります。
このように口腔周囲筋のバランスを正しいものにしていくことがキレイな歯並びを手に入れるために必要になります。
口腔機能の発達不全のお子さまが増えていますが、中でも口呼吸でお口がぽかんと開いている子が多く見られます。
テレビやゲームなどで集中している時がわかりやすいですが、普段から口呼吸でお口が開いている子は大きくぽかんと開いているわけではなく、
唇がわずかに開いている程度で呼吸していることが多いので、保護者の方に聞いても普段は開いていないですと答えられるかたもいます。
一度注意して普段のお子さまのお口を確認してみてください。
18歳までのお子様が保険適用になり、虫歯の治療と同じように口腔周囲筋発達不全の治療として行うことが出来るようになりました。
矯正治療を始める前のお子さまだけでなく、
矯正治療をしているお子さまも矯正治療の効果を最大限発揮させることができ、矯正治療後の後戻りを起こさないようにします。
0歳
哺乳や離乳食の与え方が歯並びに影響してきます。
哺乳や離乳食により口もとの筋肉を発達し始めます。
この時の姿勢や与え方は今後の口腔周囲筋の発達に大きく影響してきます
例えば、しっかり足を付けて食事をとることで、食事を噛みやすくなり口腔周囲筋をしっかりと使用することができます。
1歳~3歳
歯が生えだししっかりと噛むことが出来るようになってくるとますます口腔周囲筋は発達していきます。
この時に口腔習癖という、様々な癖がついてしまうと口腔周囲筋の発達に支障をきたすことがあります。
離乳後には乳児嚥下を卒業し、成人嚥下を習得していきます。
乳児嚥下とは食べ物や飲み物を飲み込むときに舌を前に突き出す嚥下の仕方で哺乳時の飲み込み方です。
口を開けた状態で飲み込むので食べ物が口からこぼれやすいのが特徴です。
成人嚥下は舌を後方へと下げて、咀嚼によって生じた食塊をのどの奥へと送り込む嚥下の仕方で、口を閉じて飲み込みます。